子供の下腹部痛

腸重積

ここでは子供の下腹部の痛みの原因となる病気、腸重積について詳しく説明していきます。

腸重積の状態 腸重積は1歳前後の赤ちゃんに起こりやすい子供に多い病気で、腸の一部が重なり合ってしまう腸の病気です。服を脱ぐときの袖が中に入り込んで重なるのと同じように、腸の中に腸が入り込むような重なり方をした状態です。最悪の場合は腸組織の壊死や腹膜炎を起こしてしまい、命に関わる危険な病気です。

sponsored link




【腸重積の原因と症状】

腸重積の原因ははっきりとは分かっていませんが、風邪を引いた後に腸内のリンパ節が腫れて大きくなったものが、腸の蠕動運動によって腸内に入り込んでしまうことが原因と考えられています。またポリープが引っかかって起こるものやメッケル憩室(生まれ付き腸の一部が袋状に残っている)によるものも原因となります。腸内であればどこでも起こり得るのですが、腸重積が起こる最も多い場所が回腸が大腸に入り込むものです。

腸重積はほとんどが2歳以下の乳幼児に起こるのが特徴で、逆に小学生以降の子供や成人で起こる場合には、ポリープや悪性リンパ腫などが原因となっていることも少なくない為、しっかりと検査を行う必要があります。

腸重積の症状は、下腹部痛や嘔吐から始まり、後にいちごジャムのようなドロっとした粘血便が見られるのが特徴です。赤ちゃんが泣いて機嫌が悪く、腸の蠕動運動の間隔と同じ5〜20分おきに泣き出すような場合は疑う必要があります。また、お腹を触ってしこりが見つかることもあります。腸管が重なった部分には血液が届かない為、放置すると次第に壊死してしまうので出来るだけ早い診断と処置が望まれます。

【腸重積の診断と治療】

腸重積の診断と治療としては、まず肛門から造影剤を入れて造影剤が行き渡らない部分を特定します。そのまま治療にも繋がり、しっかりと流し込んで圧を加える事によって、入り込んでいた腸が押し出されて腸重積を元の状態へ整復することが出来ます。他にも空気や生理食塩水、超音波を使った検査方法もあります。
これでも元に戻らない、あるいは嘔吐や腹痛症状から24時間以上経っている場合には外科手術が必要となります。手術内容としては、開腹し入り込んだ腸を外から押し出すようにして戻す方法を取ります。服の袖のように引っ張って元に戻す方法は取りません。腸の損傷が激しい場合は、損傷部位を切除して正常な腸同士でくっつける手術を行います。

また、腸重積の治療後に再発する確率は約10%ほどに見られるので、予後も注意して見ておく必要があります。場合によっては3回以上繰り返す子供も居ます。

sponsored link




このページをご覧の方は、次のページもよく読まれるのでお勧めです。

⇒ 便秘・下痢

⇒ 急性胃腸炎

⇒ 前立腺肥大症

⇒ 虫垂炎(盲腸)

⇒ 潰瘍性大腸炎

⇒ 過敏性腸症候群



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

sponsored link



[当サイトへの問い合わせ]
kahukubu2★gmail.com
★を@に変更して下さい。

[免責]
当サイトで提供されている情報の利用によって生じたトラブル等について当方では一切関与いたしません。情報の利用は利用者様ご本人の責任において行ってください。

[第三者広告配信]
当サイトでは、第三者配信による広告サービスを利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 (氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。